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9月になりました。早いものです。 演奏会本番まで3ヶ月を切りました。 僕の佛混での最後のステージでの曲はルネサンス中期に活躍したイタリア教会音楽の代表的な作曲家 Giovanni Pierluigi da Palestrina(1525?〜1594)のMissa Brevisを演奏します。 Missa Brevisはパレストリーナの全作品の中でもポピュラーな曲のひとつであり、ミサ全曲の中でも 割合に短いもので非常に取り組みやすい作品です。 各パートの旋律が美しくなだらかであり歌いやすく、ポリフォニーの音楽の魅力に我々は自然に引き込まれていきます。 当時(16世紀)の合唱団の人数についてですが、ローマのヴィティカン宮殿内の教皇庁礼拝堂付聖歌隊 (Cappella Sixtina)の人数は、24名に限定されていました。 この人数は当時としては多い方であったらしく、その頃の教会の聖歌隊員数は数名から十数名、 多くても20名ぐらいが普通だったようです。 パレストリーナの作品の醍醐味であるパレストリーナ旋律を各声部ごとに浮き立たせるには、十数名ないし二十数名が最も理想的な人数です。少人数の合唱団にお薦めの作品です。 発音に関してですが、発音はイタリア(教会)式に統一しました。 パレストリーナの作品をされる方にお薦めの書籍などを僅かですが紹介させていただきます。 ◇楽譜 ミサ ブレヴィス 小泉 功=編集・解説 カワイ出版 ◇書籍 ミサ曲・ラテン語・教会音楽ハンドブック 著者 三ヶ尻 正 発行 (株)ショパン ◇書籍 ベル・カント唱法 「その原理と実践」 コーネリウス・L・リード著 渡部 東吾訳 音楽之友社 ◇書籍 ベル・カント唱法 「技法と発展の歴史」 R・チェレッティ著 川端 眞由美訳 シンフォニア ◇書籍 合唱曲ガイド110 ア・カペラによる混声合唱 著者 松原 千振 山田 茂 岡部 申之 音楽之友社 ◇HP ここをクリック! 今年の定期演奏会は 平成14年11月15日(金) 京都コンサートホール小ホール 開場18:00 開演18:30 入場無料(整理券要)です。 整理券を御送付いたしますのでよろしければメールを下さい。 御来場心よりお待ちいたしております。 メールアドレス:takashi-c@jp-k.ne.jp |
佛教大学混声合唱団のHPをご覧いただいてありがとうございます。 近年、佛教大学混声合唱団では、ア・カペラを中心として、様々な国の曲に取り組んでいます。 現在、7月7日(日)のサマーコンサートに向けて奮闘中! サマーコンサートでは、ルネサンス中期に活躍したイタリアのパレストリーナという作曲家の曲を演奏させていただきます。 サマーコンサートまであと2ヶ月強。 今後も、残りの練習回数と日々にらめっこしながら一曲一曲を味わっていきたいと思います。 新入生の皆様方。 ようこそ佛混(ぶっこん)へ! 佛混に興味を示すとは、君達は大学に入ってきてさっそく大きな過ちを犯してしまったようですな。 フッフッフ…。 1ヶ月もすればア〜ラ不思議。 君も立派な佛混人になることでしょう。 先輩方が手を変え品を変え近づいてきますが、怖がらないで下さいな。 取って食ったりしないので…。 さて、歌うということは当然体を使います。 体が楽器になるわけですね。 そのため、その日の天気、体の調子、精神状態によって、自分のイメージする音が上手く出たり出なかったりします。 合唱は1人では出来ません。 様々な人と声を合わせて唱(うた)います。 昨日出来なかった和音が今日は今ひとつしっくりこないことも出てくるわけです。 少し難しいですか? これからゆっくりと体で感じていって下さい。 わからないことがあれば、上回生を捕まえて聞いて下さい。 では、では。 |